2016-12-29(2013年5月の旅記を更新)
まだ見ぬフランス発見!ワイン街道の旅 No.2
前回のフランシュ・コンテ地方からブルゴーニュ地方へと入っていきます。(2016.1.1より、この2つの地域圏は統合されてブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏になりました)
ブルゴーニュ地方
フランス、いえ世界のワイン産地として双璧をなすワインの聖地ボルドーとブルゴーニュ。その両生産地はこのように讃えられるようです。
ボルドーのワインが王女なら、ブルゴーニュのワインは王様
両者の違いを挙げるとすれば、ボルドーのワインはブレンド製法だけど、ブルゴーニュのワインは1種類のブドウからワインを作成するシングルオリジン製法で、よりブドウ本来の味わいを楽しめる(のだそうです。)こと。またボルドーと比較し、小さな個人経営の生産者が多いのも特徴。
そんなブルゴーニュワインの中心地であり、ブルゴーニュ地方の首都でもあるディジョンの街をご紹介します。
美食の首都|ディジョン
中世末期にブルゴーニュ公国の首都として繁栄した古都で12〜15世紀の美しい建築物が未だ尚、残されています。パリとは一味違った非常に趣のある町並みです。
またディジョンの違った一面が美食の街であるということです。ディジョンと聞いてまず思い浮かべるのが、お馴染みのディジョンマスタード。この街では、マスタードを利用した料理のほか、ブッフ・ブルギニョンという牛肉の赤ワイン煮やエスカルゴなどの食が有名です。
ディジョンマスタードの老舗|マイユの本店
輸入店が増え、街のスーパーでも目にすることが多くなったマイユのマスタードですが、個々では日本にもないトリュフやイチジク、バジルなど様々な種類のマスタードが製造されています。試食もできて、お土産にもピッタリなのでおすすめです。
美しい街を歩いていきましょう。
ギョーム門(凱旋門)
市場
広場
ノートルダム教会
獣(ガーゴイル)の頭が飛び出しまくってる
この地方独特の屋根の絵柄
ブルゴーニュ大公宮殿
現在は、市庁舎が半分、美術館が半分
宮殿前の広場
うむ、非常に美しい街ですディジョン。
さて、もう一つブルゴーニュの街をご紹介致します。
ブルゴーニュワインゆかりの地と言えば、何と言ってもこの街なのです。
世界最高峰のワイン祭り「栄光の3日間」の開催地|ボーヌ
ボーヌという街はブルゴーニュワインの聖地と称され、街の周りに並ぶぶどう畑は特級の畑ばかりです。この街をワインの聖地として崇められるもう一つの理由が毎年開催される「栄光の3日間」と呼ばれるイベントです。
ワイン祭りの中でも、メインイベントがそのワインのチャリティーオークション、オスピス・ド・ボーヌです。
オテル・デュー
かつての慈善病院が博物館となっています。
元は施療施設
こちらはボーヌの有名なワイン市場 (Marche aux Vins)
蔵の中を見学することができ、実際にいろいろなワインを試飲することができます。
ワインテイスティング専用のカップ♪
もちろん購入できます。素人には全然分からないので、必要な人はソムリエさんに相談しましょう(笑)
そしてボーヌの街を出ると、そこは一面のブドウ畑が広がっています。
こんな畑もここにありますよ!
そう、世界最高級のロマネ・コンティのワイン畑!
ぶどう畑って普段日本で見ないし、こんな広大な風景見るのもなかなか感慨深いものでした。日本でもうんちく気取りでワイン舐め回すのもいいけど、こういう生産者の元に尋ねて、どういう経緯で素晴らしいワインができてくるのかっていうのを見るのも大事ですよね。
これまで、ワインなんて全然興味なかったけど、ほんの少し興味の湧く良い機会になっています。もともとコーヒー大好きなので、コーヒーの生産者を尋ねる旅もいつかしてみたいと常々思っています。
エルサルバドルとかグアテマラとか。ハワイのコナもまた行ってみたいな。
今回でいろいろと旅の楽しみが広がった感じがする。
続く
フランス ワイン街道紀行のマップ
今回の旅の非常に参考となったフランスワインの入門書です。 普段ほとんどワインを飲まないですが、先輩に借りたこの本を片手に巡ると大分違った楽しさを見出すことができました。おすすめです。
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